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それから私たちは病院に来て
長曽我部さんと一緒に診察となった。
「えーっと、そちらの方は…」
そりゃそうなるか。
「身内の者です。」
私が答える前に長曽我部さんが
もう答えていた。
「あ、そうなんですね。
では、そちらへお掛け下さい。」
「失礼します。」
長曽我部さんが座ると、
いつも通りの問診が始まった。
「へー、アロマキャンドル
そんなに効果あったんだ?」
「はい!
なので、薬を飲む機会もかなり減りましたね。
昨日は体調が悪くて一錠飲んでしまいましたけど。」
「眠れない時は迷わず飲んでくれて大丈夫ですよ。
悩むにもストレスになりますからね。」
「あの先生美鈴はなんで睡眠障害に…?」
私たちの会話を長曽我部さんが遮った。


