で、深夜2時。 真っ暗になって警備員しかいない会社から 更新のための書類を持ち、 すぐに美鈴のマンションへ向かった。 二人っきりになんかさせてたまるかよ。 美鈴は俺のだ。くそ。 だいたい美鈴も勝手に抜け出しやがって。 あれは狸寝入りだったのかよ。 俺を騙しやがって。 あー、鍵!どこだよ! ……………あったあった。 今はこの自動ドアさえ遅く感じる。 ……………エレベーターはさらに遅い… 早く来い。