居場所をください。




どうやら長曽我部さんも

ご飯はまだだったようで

私と一緒に食べてくれた。


「ごちそうさま。」


「美鈴。」


「ん?」


「これ。

さっき見て、そのまま持ってきてた。」


……………薬…。


「うん。」


私は薬を受け取った。


「今度からはちゃんと言えよ。」


「……………私が弱いだけ。

長曽我部さんが気にすることじゃない。」


「兄妹だろ。

心配くらいさせろよ。」


「長曽我部さんに言われたくないけどね。」


あなたはどれだけ無理をしてるの。

それに加えて私の心配までって

そのうち倒れちゃうよ。