居場所をください。




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「ごちそうさまー。」


さーてと、仕事しますか。

パソコンパソコン。


「はい、コーヒー。」


「あれ、佐藤さん!

ありがと。」


「こっち来てたんだ。

迎えいく手間が省けたよ。」


「ふふ、いつもありがとね。」


佐藤さんは私にコーヒーを渡すと

長曽我部さんの隣へ座り、この人もパソコン。


佐藤さんがこうやって来てくれるのは

本当に珍しいこと。


普段は絶対一人で座るからね。


そんな珍しい佐藤さんの行動の理由は

すぐにわかった。


「ねぇ、美鈴。」


……………ん?


「あ、夏音…。」


「どういうこと?」


「……………なにが?」


「とぼけないでくれる?

オリコンで勝負しようって言ったの

忘れたの?」


「あぁ、忘れるわけないじゃん。

ちゃんと覚えてるよ。」


そこにいる夏音は

やはり昔とは違って、冷たい。