居場所をください。




「やっぱね、私にはまだハードルが高すぎて

みんなに届けられないのがすごい嫌だから

やっぱり事務所とレコード会社さんにお願いをして

じゃん!こちら!

新しいSecretを作りました。

一応こっちが初回版、

新しいこっちが通常版になってて

違うところが全部で3つあって

1つはジャケ写、もう1つは

通常版には事務所とレコード会社名が入ってる。

実はね、もうひとつ違うところがあるの。


こっちの初回版を持ってる人はね

ぜひ!こっちの通常版と比べて

違いに気づいて欲しいな。


まぁたぶんその内情報が広がると思うけどね。


一応これは明日から店頭に並ぶから

もし買いたいなって人はね、明日

お店に行ってみてください。


あ、ネットでも明日からだからね!

レンタルも明日からかな?

よかったら聴いてみてください。」


「この俺が持ってるのも含めて400枚?」


「あ、そうだよ。

だからね、それは一応プレゼントしようかなと思って。


あとで抽選するから、

その時一緒に抽選すればいいかなと思って。」


「え、じゃあさ、

これ美鈴ちゃんのサインとか

書いちゃうってのどうよ!」


「サイン?嬉しい?」


私が聞くと『うれしーい!』なんて声が聞こえたから


「じゃあサインしちゃおうかな!

たっつんペン持ってきてー。」


私がそういうと

佐藤さんがペンを持ってきてくれた。


「……………よし、書けた。

じゃあこれはあとで抽選して

あげる人を決めるね。」