そして13時…… 私たち4人は体育館へ移動した。 前の方の端の席に座って、 貴也が出てくるのを待っていた。 「ねぇ、実際の松野貴也ってどんな人?」 杉崎くんが聞いてきた。 「んー、優しいかな。 面倒見もいいかも。 笑った顔もかっこいいしね。」 「……………好き?」 「え、うん。 友達としてだけどね?」 「そっか。」 しばらくして貴也が出てきて 体育館は黄色い声援が響いた。