居場所をください。




で、入ったはいいものの

私即バレしてしまったので……


「美鈴ちゃんこれ~!」


とハルにサングラスを買わされましたね、

ネズミの耳のついたサングラス。


そしてたっつんには

綺麗に巻いてきた髪の毛を二つに縛られ

2つポンポンのついたキャップを被らされた。


この髪の毛を結んだゴムとキャップは

一体いつ買ったんだ?という素早さ。


「うん、これで誰が見ても

ただの夢の国を楽しんでるギャルだね。」


「もう暗くなってきたし

これでバレねーな!」


二人は私の姿を見て満足げだ。


「よし、とりあえず……

アトラクションだね!」


「美鈴ちゃん、迷子になるなよー?」


「二人は私を置いていかないでー。」