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「あ、美鈴ちゃん!」
「あれ、ハル早いね。」
「腹減りすぎて……」
「あはは、なにそれ。」
3時になる10分前、私は事務所へと到着した。
「ってかさぁ、美鈴ちゃん
サングラスかけると芸能人オーラやばいね。」
「あー、それ前に友達にも言われた。
やっぱ眼鏡にしようかな。」
「それより前髪隠した方がいいと思う。」
珍しく真面目ですね。
「髪色変えちゃったから
前髪ウィッグ後ろと色あわないんだよね。」
「今日の美鈴ちゃん、
めっちゃ美鈴ちゃんだよ。」
「でも意外とバレないかなーって。」
「……………そう?」
「まぁいいじゃん。
たっつんもいるし。」
「意味わかんないけど。」


