「じゃあ次いくな。
ウインクできる?」
「ウインク!?
できない!」
「出来なくてもちょっとやってみてよ。」
「えぇ!
ってカメラさんよりすぎだし!」
「美鈴ちゃんはーやーくー。」
「……じゃあ亜美ちゃんも一緒にやろ。」
「私は完璧にできるからいいよ。」
「えー!ずるい!」
「はい、行くよー?
カメラさんいくよー?
ちゃんと撮ってよー?
美鈴ちゃんいくよー?
せーのっ」
亜美ちゃんの声に合わせて頑張ってやるものの……
できるはずもなく……………
『かわいー!!』
って声援はくれるものの……
「って亜美ちゃんやってないじゃん!!」
「あはは、バレた~。」
もうー…。
「はい、次。
バク転できる?」
「できない!やったことない!
瞬はできるんじゃない?」
「えぇ…そこで俺に振る?」
「さっきウインクやらせたからね!
瞬のバク転も見たいよね~?」
と聞けば
『みたーい!』
と返ってくる。
「はい、やってください。」


