「えー、ということで
隼也の人気はわかったところでね。」
切り替えだよ。
「美鈴ちゃんのライブの恒例
質問コーナー!」
とまたハルが盛り上げる。
「これはね、事前に募集した質問を
ここで答えようってコーナーです!
もしまた別会場に来る予定があって、
美鈴ちゃんに質問があるという方はね、
特設ページから受けられるので
みんなぜひ質問を送ってきてください!」
「全部には答えられないけど
できるだけ答えたいしね。」
「ということで今日も質問です!」
「ジャジャン!」
なにそのクイズコーナーみたいな効果音は。
しかもユリ姉の口から。
「今期なにか見てるドラマある?」
「あぁ、それならさっきも言ったけど
隼也が出てるドラマは一応録画予約してて
ちゃんと見てるよ。
なにげにね、ちゃんと見てあげないと
隼也落ち込んじゃうからね。」
「相変わらず仲が良いんだね~。」
「でも最近ツンデレなのか
かまってくれないときと
かまってくれるときの差が激しいの。
ね!」
私が隼也に笑いながらそういうと
隼也は笑いながら顔の前で手を振っていた。
「まぁ仕事で忙しいということにしておいてあげましょう。」


