「佐藤ー。」
「あ、はい。」
「もう4時だし、美鈴呼んどいて。
そろそろ支度始めさせよう。」
「はい、わかりました。
そのまま佐々木のところへ連れていって大丈夫ですか?」
「あぁ。
俺ちょっと外いってくるわ。」
「外って来場者のところですか?」
「そ。
美鈴へのコメントでも撮ってくるわ。」
「俺行きますよ。」
「いや、いいよ。
佐藤は佐藤でやることあるしな。」
「……じゃあお願いします。」
「佐藤も美鈴頼んだわ。」
長曽我部さんはそう言って出てったけど
美鈴ちゃんは長曽我部さんに
いてもらいたいんじゃないかなー。
とりあえず美鈴ちゃんのとこいくか。
「あ、佐藤さん!」
「あぁ、瞬。おかえり。」
「え、いや。
俺結構前からいますけど。」
「あれ、そうだったんだ。」
「それよりハル知りません?
あいつだけいないんすよね。
亜美もきたのに…」
「さぁ?俺は見てないけど。
あ、そういえば昼過ぎだけど
長曽我部さんに言われて
美鈴ちゃんの楽屋行ってたよ。
俺も行くし瞬も行く?」
「あぁ、じゃあいきます。」
あの二人なら時間忘れてしゃべってても
全然おかしくないしな。