居場所をください。




莉子ちゃんは顔がかわいいから

ちょっとギャルっぽくしたこのTシャツが

なんとなく似合わなそう。


他のみんなはちょっとやんちゃ系だから

まだいいんだけどね。


「美鈴、さっさと食って休め。」


「はーい。」


「美鈴ちゃんってご飯何が好きなの?」


私がお弁当を食べ始めると

ハルが聞いてきた。


「ダントツでラーメン。

豚骨系のつけ麺が一番好きだけど

もうずっと食べてないなぁ…。」


最後に食べたのは

貴也と行ったあの店……


「じゃあつけ麺食べに行こうよ!」


「行きたいけどねー。

長曽我部さんが許可するか…」


「まぁ月曜日休みだし

二人じゃなきゃいいよ。」


「え!いいの!?

私この前焼肉食べたよ!?」


「今すげー動いてるし

つけ麺だけならな。」


「やった!

じゃあハル行こ!」


「二人はダメだからな。」


「じゃあ俺もいく~!」


とたっつんも。


「じゃあハルとたっつんね!

たっつん美味しいとこ知ってそうだもん。」


「知ってる知ってる!

任せといて!」


「他のみんなは?行かない?」


「豚骨苦手~。」


「私も。」


ってことで3人で行くことに。

たっつんも来ることあんまりないから珍しい。