居場所をください。




まだ19時か。


お腹すいたな~。

……………誰も迎え来てないし。


ってことは長曽我部より先に帰るのか。


ご飯食べて帰ろっと。


私は会社の近くの喫茶店に向かった。

あの隠れ家的なね。



「いらっしゃい。」


ここも久しぶりだ。


奥を覗くと見覚えのある二人組。


「隼也と貴也じゃん。」


二人してこちらを見た。


「え、美鈴?

ずいぶん変わったな。

別人みたい。」


といったのは隼也。