居場所をください。




「ちょ、みんな待って!

というか男性陣!」


私がそういうとみんなが立ち止まった。


「はい、これ。

今日はバレンタインだから。

1つずつどうぞ。」


「えー!まじで!」


「やったね!」


食いついてきたのはハルとたっつん。


そのあと静かに瞬と陽くん

それとバンドメンバーが取りに来た。


「ありがとう。」


「どういたしまして。

それじゃまたみんな明日ね!

おやすみなさい!」


私はまた急いで

長曽我部さんの車へと戻った。


「ごめんごめん、お待たせ。」


「忘れ物?」


「うん、まぁね。

ってことでこれは長曽我部さんの分。」


「あぁ、さんきゅ。

でもなんでいきなりクッキー?」


「今日バレンタインだから!

作るつもりはなかったんだけど

まぁ付き合いでね。」


「へー、さんきゅ。」


「あと1つか、これは自分で食べよっかな。」


あげる人もいないしね。