居場所をください。




それから私は化粧を落とし、着替えもしたけど……………


「佐藤さん、これじゃ帰れない!!」


「え?」


「クッキー、すっごい余ってるもん。」


長曽我部さんにも渡せなかった。


「はは、そっか。

俺しかもらってないもんね。

じゃあ倉庫戻ろうか。」


「うん、ありがと。

私ももう少し踊ってこようかな。」


私が一番下手だもんね。



私はもう一度倉庫へと戻った。


「俺ちょっと他の用があるから行くけど

大丈夫?」


「うん、いーよ。」


「じゃあまたね。」


私は佐藤さんの車から降りて

一人で倉庫に入った。


中では大きな音が鳴り、

ダンサーたちが踊っていた。


回りでは多くの人が忙しなく動いていて

誰も私には気づいていなかった。