居場所をください。




「つっかれたー…」


私はその場に座り込んだ。


「美鈴ちゃん、大丈夫?」


そんな私に亜美ちゃんが心配そうに覗き込んできた。


「もうだめ…」


……………私だけだなぁ、こんな疲れてるの…。

やっぱり体力ないなぁ…。もっと走ろ。


「そういやユリ、引っ越し終わったのか?」


「あぁ、うん。

もう片付いたよ~。」


遠くで瞬とユリ姉の会話が聞こえるけど………


「ユリ姉、実家でたの!?」


「あれ、美鈴ちゃんに言ってなかったっけ?

今月からやっとひとり暮らしだよー。」


「えー!知らなかった!

行きたーい!どこどこ?」


「え、こっから遠いよ。」


「ねぇ、亜美ちゃん。

行きたくない?ユリ姉の部屋。」


「うんうん、行きたい!」


「ユリ姉んちで鍋しない?」


「うんうん、したいしたい!」


「え、ちょっと二人で話進めないで!」


「俺もいきたい!」


「よし、ユリ姉にけってーい!」


「えぇ!?」