居場所をください。




それから結局休憩はなく

2時間ひたすら踊っていた。


「もーむり……喉乾いた…」


限界……。


「……………じゃあ30分休憩な。」


や、やったー…!


私はその場に倒れた。


「美鈴ちゃん、お疲れさま。」


佐藤さんが私にタオルと水を持ってきた。


「本当に疲れた…。」


3時間踊って歌って走って怒られて………

どのレッスンよりも、どのライブ練習よりも疲れた…。


「初めてのツアーだしね。

こんなに長くステージに立つのも初めてだし

大変なことは多いだろうね。」


「こんなんで本番大丈夫かなぁ…。」


「美鈴ちゃんなら大丈夫だよ。

自分に厳しいから。」


「…………だといいけどね?」


私は水を飲んで一息すると

夏音に近づく長曽我部さんを見つけた。


「あの子はもう帰るよ。」


「なんで?」


「諦めたんじゃない?

長曽我部さんがスクール生を切るなんて

なかなかないからね。

切られたってことはあの子、

相当見込みがないんだよ。」


「……………どうして?」