居場所をください。




「さて、始めるぞー。」


瞬の声にみんなが集まる。


「せっかく倉庫が使えるようになったし

全体の流れをやりたいとこだけど

美鈴ちゃんがまだ踊れない曲があるみたいなので。」


う……。


「とりあえず全部踊れるようになってもらわねーとだし

んー、ハルにするかな。

美鈴ちゃんに教えて。

あとは全体で通しな。」


「え、私とハルだけ個人練!?」


「みんなが美鈴ちゃんに付き合う必要はないだろ。

それにそこの子も美鈴ちゃんと一緒ね。


つーことで俺らステージ使うし

美鈴ちゃんたちはあっちね。」


「……………一応私がリーダーになるんだよね?」


私は隣にいるハルに聞いた。


「まぁそうだね。

俺らは美鈴ちゃんのダンサーだから。」


「めっちゃ瞬が仕切ってるじゃん。」


「ダンスに関しては仕方ないんじゃない?

瞬くんが一番うまいし、

振り付けもほとんど瞬くんだし。」


「そうだけどさ。」


そんなことをいいながら

私たちは倉庫の隅へと移動する。