居場所をください。




「一緒に食べよ。」


「え、そのつもりだったんだけど。」


「はは、そうだよな。

美鈴と食べんの初めてだな。」


「だね~。

っていうか私ここで食べるの

一人か長曽我部さんとだけだよ。

佐藤さんなんて一緒にきても

あっちだもん。」


佐藤さんはいつもすごく離れて座って

仕事しながらご飯を食べるのだ。


長曽我部さんでもあんな食べ方しないって。

忙しい人だねぇ…。


「………あの子はいいの?」


「あー、うん。

一応呼ぶ。」


やっぱり夏音を一人にしておけなくて

私は夏音を呼びに行くことにした。


「夏音、一緒に食べよ。」


「………いいの?」


「うん。」


笑顔はない。

とにかく気まずい。