居場所をください。




「さて、何しようかな~。」


「俺はしょうが焼きにするかな~。」


……………ん?


「あれ、隼也じゃん。

めずらしー。」


「あんま会わないもんな。」


「あ、映画チケットありがとね。

昨日見たよー。」


「はやっ!

どうだった?」


「けっこう面白かったよ。

DVD買いたいくらい。」


「ぜひぜひ。

もう発売日も決まってるし。」


「はやっ。」


「それより何にすんの?」


「今日は日替りかなー。

豆腐バーグだし!」


「相変わらず低カロリーだな。」


「美味しいし。」


私たちは一緒に並んで一緒に注文した。


「ってか後ろの子は?」


「友達なんだけど今気まずい感じなの。

元スクール生で、私と同じメニューこなせたら

スクール生に戻れるんだって。」


「スクール生に?

でもスクール生って月謝も高いし

デビューできるかもわかんないし

エキストラでも金出るか出ないかわかんねーし

出てもすげー少しじゃん。」


「私もよくわかんないよ。」


こそこそと話す私たち。