居場所をください。




「はぁ…はぁ…はぁ…」


静かなトレーニングルームに

夏音の荒い息遣いだけが響く。


「……辛いならペース落とせば。」


「はぁ…はぁ…み…美鈴ちゃんと…

同じ、じゃなきゃ…だめ、だから…

はぁ…はぁ…」


って言ってもねぇ…まだ半分だよ?



結局一時間、夏音も必死に走った。


「シャワー浴びるけど…休んでる?」


私がそういうけど

夏音もやはりシャワーを浴びるらしい。



シャワーを浴び、着替えをしてから

佐藤さんがきて、次は歌のレッスンへ向かった。


「お昼に迎え来るね。」


「はーい。」


私は夏音と一緒に車を降りて

レッスン場へ入る。



「よろしくお願いします。」


「……………そっちは?」


「あぁ…気にしないでください。」


「あ、そ。

じゃあとりあえず腹筋して。

350回な。」


「はーい。」


私が横になると

夏音も横になる。