居場所をください。





翌日ー


私は長曽我部さんに送ってもらって

会社のトレーニングルームで走り込んでいた。


……………といってもまだ15分くらいだけどね。


「よ、美鈴。」


「あれ、長曽我部さん。

早いね。」


私は息切れしながら

走りながら

長曽我部さんを見た。


「今日一日こいつも頼むわ。」


そういってトレーニングルームに入れたのは

夏音だった。


「……………どういうこと?」


私はルームランナーから降りて聞いた。


「今日1日、美鈴と同じスケジュールをこなしたら

スクール生としてまたいれてやるっていったんだ。」


「……………勝手に私まで巻き込まないでよ。」


「お前が昨日落ち込んでたからな。

親の力で売れたと思われてるって。

なら努力してるところを見せつければいいだろ。」


「……………なにそれ。」


「ま、そういうわけだから。

美鈴は別にきにせずいつも通りでいいよ。」


「勝手にすれば。」


私はまた速度設定をし、走った。


「ほら、やってこいよ。

美鈴はあとで佐藤が来るから。

あと一時間半な。」


「はいはい。」


長曽我部さんはそれだけ言って出ていき、

夏音は私のとなりにきて走り始めた。


……………なんとも気まずい空気…。