「やっぱ俺の目と耳に間違いはなかったな。 CDの出来上がりが楽しみ。」 「できたらサンプルもらえる?」 「あぁ、あげるよ。」 「じゃあ隼也と貴也の分もちょーだい。」 「はいはい。 ジャケなしでいいなら来週にはできる。 バンドのレコーディングも終わってるし。」 「ほんと?楽しみ。」 「で、買い物いくんだろ? 俺も付き合うわ。」 「え、仕事ないの?」 「ない。まさかこんな早く終わると思わなかったし。」 そういうので私は長曽我部さんと買い物に向かった。