居場所をください。




「俺が決めるぞ?」


「うん。」


車にのって、私は外をボーッと見ていた。

なにを隠してるのかわからなくて

本当に仕事なのか疑ってばっかで

そんな自分にイライラする。


……そういえば隼也もなにか

知ってるっぽかったなー。


私だけか、知らないの。


「……………年始は忙しいもんね。」


考えたって仕方ないよね。

信じるしか出来ないか。


「美鈴?」


「なんでもない。」