「ちなみに私の今日の服は?」


今日はゆるニットにショーパン。


「俺は好きじゃない。

どちらかと言えば颯太だろ。」


「この肩が出そうな感じとか

ショーパンが微妙に見えなそうなとことかは?」


「さぁ?悠斗はそういうの好きだけど

そもそもユルいの好きじゃねーし

颯太はそういうの嫌いだよ。」


「なんだよー、めんどくさいなー。」


なんなんだ、モテ服って。

私が考えるものじゃないじゃん。


「合コンに行くとかなら話は別だけど

服でモテるとかモテないとか関係なくね?

とんでもなくぶっ飛んでなければいいんじゃねーの。

俺は今のお前の服は嫌いだけど

それでお前を嫌いになるとかじゃねーし

はっきりいって関係ねーじゃん。

服で好きとか嫌いとか言うやつは結局

軽いだけだと思うけど。

自分らしさがあればそれでいいんじゃね?

とくに女はそうだろ。

そういうのに流されやすいやつって軽そうだし。

あと鉄板で白ワンピースとか着てるやつも

清楚に見せたいって思いが伝わりすぎてて嫌い。

そんなやつに騙されてる男もだせーし。

清楚かどうかなんて、仕草でわかるのに

なんで男ってアホなやつが多いんだろうな。」


「なるほど…勉強になります。」


外見ばっかじゃなくて

中身から、ってとこかな。やっぱ。



「てことで俺は飯も食ったし帰るわ。」


「あ、うん。

ありがとねー。」


「おう。」