居場所をください。




「でもその時おばさんは?」


「ヘルパーさんに頼んでたみたいよ。」


「ふーん。」


そこまでして来なくてもいいのに…。


「でも、久しぶりに元気な美鈴ちゃんが見れて

貴也、嬉しそうだったよ。

それからすげー元気。」


「そっか、よかった。

少しは役に立ててるのかな。」


「十分たってるよ。

疲れてるときとか悩んでるとき

いっつも美鈴ちゃんの曲聴いてるしね。」


「そっかぁ。」


ふふ、にやける。

嬉しいや。


「ごちそうさま。

私そろそろいくね。」


「またおいで。」


「うん!

あ、貴也に明けましておめでとうって言っておいて?」


「わかったよ。」


「じゃーね。」


私はお金を置いて喫茶店を出た。



さーて、次はコンビニだね。