居場所をください。





それから朝食が来たので

長曽我部さんは赤堀さんを監視しつつ

私はそんな様子を暖かく見守って……


そのあとしっかりまた温泉に入った。


何回見ても本当に海がきれいで

ずっと見ていられる。


「美鈴、いつまではいってんだよ。」


「えぇ!ちょ!

さすがにお風呂はダメ!」


「別に見えねーし。

見たくもねーよ。」


……………相変わらずひどい。


「はいはい、もう出るからあっちいって。」


全く、勝手に入ってこないでよね。

ん?出てこないでよね、かな?


どっちでもいいわ。


私は長曽我部さんが部屋に入ったことを確認し、

温泉を出た。



浴衣の時間ももう終わり。

私は洋服へと着替えた。