それから長曽我部さんは
ずっとテレビを見ていた。
正確には事務所のタレントを、だけど。
でもけっこういるもんだなー。
事務所ではあんまり会わないのに。
「美鈴、早く寝ろよ?」
「はーい。
でも長曽我部さんがテレビ見てたら寝れない。」
「しかたねーな。
じゃあ俺もたまには早く寝るかな。」
そういってテレビと電気を消す長曽我部さん。
「こうやって並んで寝るの、
久しぶりだな。」
ほら、また貴也がいた頃を思い出す。
しまっておきたいのに、勝手に出てくる。
貴也……………
「なに寂しそうな顔してんだよ。」
「してないよ。」
「……貴也に会いたいか?」
「……………当たり前じゃん。」
貴也を好きになってから
好きと気づいてから
会いたくない日なんてない。
「いつかは会えるよ。」
「うん。」
その"いつか"か来るのは
何日先だろう。
何ヵ月?何年?
私、待ってていいんだよね?


