「貴也ってそんなすごいの?」
「演技に関してはかなりな。
バラエティは苦手だけど。
しかも頭悪いし。」
「それは仕方ないでしょ。」
「クイズ番組なんか絶対出せねーよ。
まぁでもうちにも美鈴が来たから
やっとクイズ番組にも出せるやつできたわ。」
「いや、みんなバカなの?」
「みんなバカなんだよ。
頭いい人はちょっとバラエティ向けじゃないし
出せるのは美鈴くらいだな。」
「へぇ、でも私もそこまで
頭よくないけどね。
普通より少しいいだけ。」
「それでいいよ。
美鈴、見た目バカっぽいから
それだけでギャップだろ。」
「クイズ番組ねぇ。
まぁレベルが低いやつなら。」
「美鈴は喋りもできるし
テレビ向けだよな。」
「えー、私歌手なんだけど。」
「まぁいずれはテレビ出なくても
やっていけるようにしてやるよ、俺が。」
「私が、ね。」
「はいはい。」


