居場所をください。




「う、わー!きれい!

テレビでしか見てない景色!」


ここの海は沖縄みたいな色をしている。

エメラルドグリーン。


「近くいきたい!」


「いや、美鈴ヒールじゃん。

歩きにくいし汚れるぞ?」


「……確かに。」


「あとでまた来よう。」


「うん!」


寒いし日が傾いてきたから

私たちは旅館へ向かった。


「いらっしゃいませ。」


うわー、すごい。

いかにも老舗。


「高そう。」


「たけーよ。」


こそこそと話す私たち。


部屋まで案内され、部屋にはいると


「うわー!綺麗!海見える!

海めっちゃきれい!」


さっきの海が見えたのだ。


私が一人で感動していると

長曽我部さんは仲居さんとお話をしていた。


というより説明を受けている。