この人に着いていっていいのか…
怪しくないのか…
それさえもわからない。
だけど………
「わかりました。」
もう、今の生活とおさらばしたかった。
「よかった。
とりあえず、事務所行こ。
あ、時間平気?」
「14時からバイトです。」
「……………急げば一時間くらいあるね。
バイトは続けてもらっても構わないけど
こっち優先にしてね。」
結局私はこの人についていくことにした。
この人の車に乗っていいのか、
そんなのもうどうでもよかった。
あそこにいたって、幸せにはなれないから。
私はほしかったんだ。
居場所が……………。


