居場所をください。



……………なんで私がこんなやつの…


「あ、美鈴。」


そこにまた新しい声が聞こえ、

私は声の主を見た。


「高橋……なんで…。」


「なんでって買い物。

なにしてんの?」


……………空気読んでよ。助けてよ。

私は目で訴えた。


「……………なんでお前美鈴の腕掴んでんの?」


高橋が和也に言った。


「俺の女だから?」


「へー、それは変だな。

こいつさっきまで好きな人はいないって言ってたけど。」


と金髪高橋が和也に言った。


「さっさと離せよ。殴られてーのかよ。」


高橋がそういって和也の腕を強く掴んだ。

おかげで和也は私の腕を離した。


私は隼也と高橋の腕を掴んで

走って逃げた。


あの二人にはもう会いたくなかった。