居場所をください。





「ところでキスした?」


「し!してないよ!」


「えー、さっき二人にしてあげたのに~。」


「美鈴ちゃんと貴也くんはそんなすぐにしたの?」


「付き合う前に一回して、

付き合ってすぐに二回目したけど。」


「えぇ!すごいね…。」


「まぁ栞奈と小林くんは

友達期間も長いし、いきなりは無理かぁ。」


「小学校から一緒だからねぇ。」


「いつから好きだったの?」


「え…小4からかな。」


「うわー、長いね。

よかったねー、ほんと。」


一途だなー。全然知らなかった。


「ほんと美鈴ちゃんのおかげ。

こんな仲良くなったのも美鈴ちゃんがきっかけだし

美鈴ちゃんのおかげで告白もできたし。」


「二人お似合いだしね。

明日はデートできるねー。」


「私もバイト探さないと。

施設でるお金も貯めなきゃだし…」


「デート費用もね?」