居場所をください。




マンションを出て徒歩20秒もかからない

すぐそこのコンビニへと入った。


「あれ、亜樹じゃん。」


そこにはマンガを立ち読みする亜樹の姿。


「なにしてんの?こんな時間にこんなとこで。」


「このマンガ読みたかったから。

探してたらこんなとこまで来てたんだよ。

俺んち方もう売り切れてたから。」


「ふーん。買わないの?」


「だから立ち読みしてんじゃん。」


「買いなよー、それくらい。」


「うるせーよ。

お前はなにしに来たんだよ。

女が一人で出歩くなよ。」


「飲み物買いに来ただけだし。」


私は亜樹の横を通りすぎて

飲み物コーナーで炭酸水を取り、

亜樹のもとへ戻った。


そして亜樹の手からマンガを奪って

レジへと向かった。


「おい!」


と止められたけど無視無視。



「ありがとうございましたー。」



亜樹の読みたかったマンガも買って

お店を出た。