「……………それはね、貴也と行く約束をしてたの。」
「貴也くんと…?」
「うん。一緒に行こうねって。
でも行く前に貴也いなくなっちゃったし
一人でもいけないし、他の誰かとも行けないから。
それは貴也と行くライブチケットだから。」
「……………そっか。」
沖野さんには悪いことしちゃったけど…
「…まだ付き合ってるんですか?」
「ちょっと小林!そんなこと聞かないの!」
「はは、別にいいよ。
でもね、よくわかんないや。
貴也は大橋さんとの関係否定してないし
私とは会ってないからよくわかんない。
私が一番聞きたいよ。
貴也の彼女は誰なの?って。」
信じて待ってるのも
なかなか辛いんだよ。
そんな声すら、届かないけどーー


