居場所をください。




私はお風呂の準備をしてから

ご飯を作った。


「やべー、俺美鈴ちゃんちにいるんだ。」


「はは、小林くん何いってんの。」


「今までテレビの中の人だったから!

なんか信じられなくて!」


「はは、同じ学校に通ってたのに。

はい、ご飯できた。

こんな時間にハンバーグなんて栞奈に悪いけど。」


「俺は全然いいです!

可愛くてスタイルよくて歌うまくて

料理までできるなんて完璧っすね!」


「…小林くん。テレビの中の人でも

彼女の目の前で他の女の子ほめちゃだめだよ。

栞奈、嫉妬しちゃうよ?」


「え!まじで?」


「……………うざい?」


「いや!全然!」


ふふ、らぶらぶだなー。

いいなー。


私も、そんなことで貴也と喧嘩してたな。

あーあ。思い出に浸っちゃダメだね。


思い出、か。