ーーーそれから15分後
「おつかれさまでしたーっ!」
無事後夜祭終了。
控え室へ戻ってきたのだ。
「あの二人、うまくいってよかったー!」
「美鈴ちゃんがいなかったら
絶対無理だったよね。」
盛り上がるハルとユリ姉。
「そんなことないよ。きっと。
どっちもお互いのこと考えてたから。
でも本当よかった。」
「いいなー。俺もあんな恋したいよー。」
「瞬、結婚してるじゃん。」
「だから!たまにはああいうときめきもほしいんだよ!」
「ふーん、大変だね。」
「…美鈴ちゃんってさ、
OFFモードすごい冷たいよね…」
「…いいなーと思ったの。私も。
私も16年、親を待ってたから。
俺はそんなに待たせないよって
だから待っててって言われたかったなって。
……………思い出してたら悲しくなっちゃった。」
私がそんなことを言うから
なんだか場がしんみりしてしまった。
「なーんてね。
帰ろ。」
「待て、美鈴。」
私は長曽我部さんに止められた。
「なに?」
「なに?じゃねーよ。
あの子、部屋に呼ぶんだろ?」
「あ、そうだった。」
「ったく。忘れてんなよ。
勝手に思い出浸ってんなって。」
「………すみません。」


