居場所をください。




『めでたくカップルになったお二人に

私からプレゼントです!』


私は二人に茶封筒を差し出し、

栞奈がそれを受け取った。


『開けていいの?』


『どーぞ。』


栞奈が封筒から中を出した。


「え!えぇ!!」


中を見て反応したのは小林くんだった。


『美鈴ちゃんのライブチケット?』


『そ。二人できてね。』


「絶対いきます!!」


小林くんは元気にそう言った。


『ありがと。


さーて、歌わないと。

今の二人にぴったりの曲を。』


私は二人にほほえんで

ダンサーたち…というより亜美ちゃんと瞬を呼んだ。



『それじゃ、

私がすごーく幸せだった頃、

幸せな気持ちで書いた曲。

今の二人にぴったりな"LOVE"。』


私がそういうと流れる音楽。

私にも、そんな頃があったんだよね。

好きで好きで…会えるのが当たり前になってた

そんな頃が。