「じゃあ行ってきます!」
「おう、楽しんでこい。」
私は長曽我部さんから離れてステージへ向かう。
一人だけど、独りじゃない。
それを実感できるこの瞬間が大好きだ。
『よろしくお願いしまーす!』
私は明るいステージへと出た。
それと同時に大きな歓声。
私の名を呼ぶ声。
……………とりあえず、ひと安心。
『最初にこんなこと言うのもなんだけど
私、高橋と友達になった覚えはないけどね?』
『またそれかよ!
何度目だよ!』
『3度目。』
私が笑いながら答えると
体育館全体も笑いに包まれた。
『えーと、私しゃべるの苦手なんで
とりあえず歌いまーす。
ダンサーズカモーン!』
あいかわらずぐだぐだ。
なんでさっさと歌ってしまおう。
ダンサーズが出てきてすぐに流れる音楽。
一曲目はFor you。


