居場所をください。




「ごちそうさま。

さーて、支度しなきゃ。

佐々木さんは~?」


「別室。ここですんの?」


「あ、他のとこでもいいならそっちいく。」


「進路指導室。」


「えぇ。そんな部屋なの?

進路指導室なんていったことないし。」


「2階。行きゃわかる。」


「はーい。」


長曽我部さんに言われ、

私は部屋を出て2階へ向かった。



2階、3年生の教室はすっかり片付け終わり

いつも通りの教室となっていて、静かだった。



「あ、ここか。」


私が進路指導室のドアを開けると

佐々木さんが一生懸命ライトを設置していた。


「手伝う?」


「あ、美鈴ちゃん。

大丈夫。もうできたよ。

座って。」


私は佐々木さんに促され

椅子に座る。


「この椅子も久しぶりだ~。」


「とりあえず一回髪の毛とかして、

化粧も落としてやり直すね。」


「うん、お願いします。」