居場所をください。




「あれ?編集部の人たちは?」


「俺が返させたよ。

あんな場面、とられちゃ困るからね。」


と佐藤さんが笑顔で言った。


「ったく、何してんだよ。」


長曽我部さんは呆れている。


「ごめんなさい。」


「珍しく素直だな。

まぁいいや。別に美鈴が悪い訳じゃないし。」


「颯太、ありがとね。」


「本音言っただけだし!

もう俺までムカついた~!」


「はは、でも朔也の元カノだし

あんま悪く言っちゃ可哀想だよ。

朔也がね。


さーてと。もうリハの時間か。」


「ハルが待ちくたびれてる。

美鈴ちゃんまだー!?ってうるせーし

早く行ってやれ。」


「はーい。

あ、そうだ。

夏音これ。新曲まだ渡してなかった。」


「もう、いつも買ってるからいいのに。」


「いいじゃん。もらっといてよ。」


「じゃあありがたくいただきます。」


「じゃあみんなまたね。」


私はみんなと別れて

控え室へと向かった。