居場所をください。




「そんなに美鈴の売れ方が気にくわないなら

美鈴に1日ついて回ればいい。

こいつがどんだけ努力をしているのか

知ってもお前は同じ事が言えるのか。

美鈴と同じ努力を、お前ができるのか。

文句を言う前に、美鈴と同じことをしてみればいい。


美鈴、今日ここに来る前なにをしてきた?」


「え?えーと、

トレーニングルームで体力作りを…」


「内容は?」


「腹筋350回と、3キロ走った。

あと瞬がいたからダンスも踊ったかな。」


「あれ、俺泳げって言わなかったっけ。」


「一時間しかなかったんだもん。

そんなに無理だよ。ダンスもしなきゃだったし。」


「なら明日は泳げよ。」


「はーい…」


明日収録日じゃん。

めっちゃハードなのに。鬼。


「で、お前は美鈴のメニュー

一時間でこなせるのかよ。


美鈴は俺のこと鬼って言いながらも

言われたことはきっちりやってきた。


売れたいなら事務所に言われたことは

きっちりやれ。

それがどんなことでもな。


他人に文句をつける前に、

自分のできることを全力でやれよ。

自分が選んだ事務所だろ。

嫌ならやめろ。

やるか、辞めるのか

選択肢は2つだろ。」


長曽我部さんが強く言うと

白石さんは出ていった。


おかげでやっと私もトイレから出られた。