居場所をください。




「ってか朔也んとこ行かねー?」


悠斗が行った。


「朔也のクラス何やってるの?」


私が聞くと


「お化け屋敷。」


高橋が教えてくれた、けど…


「えぇ!やだ!」


夏音が嫌がった。


「いいじゃん、俺いるし。」


「瑠樹くん…一緒に入ってくれる?」


「当たり前じゃん。一緒に入ろ。」


「……………瑠樹、でれでれじゃん。」


「にやけすぎてきもい。」


「っていうか別人過ぎてヤバイ。」


悠斗、颯太、私の三人が

夏音にベタベタの高橋に

引いたように言った。


「うるせーよ!お前ら!」


高橋は私たちに言った。


「美鈴ちゃん、笑顔。」


私は佐藤さんにも注意された。


「はーい、ごめんなさい。」


「ってか朔也んとこ、クレープじゃなかったのかよ」


え?クレープ?


「なんか許可降りなくて間近でお化け屋敷に変更したんだと」