「ま、文化祭は亜樹も行こうぜ。」
「いや岳。俺の話聞いてたのかよ。」
「別に美鈴に会いに行く訳じゃねーし。
文化祭行くだけだろ。」
「…まぁそうだけど。」
「ってか朔也と瑠樹はなにやんのー?出し物。」
「朔也がクレープで、瑠樹がカレーだとさ。」
「朔也がクレープとか似合わねー!」
「あいつちゃんと店番とかすんのかな。」
「あいつなにげに真面目な生徒らしいし
出るんじゃねーの?」
「あれで真面目って。」
一高はどんなとこなんだよ。
どう見ても不良だろ。
「あ、そういやお前ら
俺に修学旅行の土産ねーの?」
「おう、あるよ。
でもまさか学校サボってくるとは思わなくて
俺の家に置きっぱ。」
「岳だけかよ。」
「3人で割り勘~。
朔也と瑠樹もいるしな。」
「ま、俺は美鈴ちゃんにもあるけどー!」
「美鈴に会えんのかよ。」
「いや、文化祭で会うし!」
やっぱ会うんじゃねーかよ。


