「ま、とりあえず頑張れよ。
俺いくわ。」
食べんのも早。
「うん。
隼也も頑張ってね~。
あ!明日新曲発売日だからねー!」
「はいはい、買えばいいんだろ。
ってかもうネット予約済み。」
「え、ほんと?」
「なんてったって俺、
美鈴のファン1号だし?
じゃな。」
うちの事務所人気No.1は
さっさと仕事へ向かいました。
隼也は彼女と会ってるのかな。
全然撮られないしすごいなぁ…。
私、確かに撮られすぎかも。
自覚足りないなぁ…。
「美鈴!」
「あ、長曽我部さん。
仕事は?」
「あるわ。
それよりお前ここから動くなよ。
生の前にひとつ打ち合わせ入ったから。
あー!それか社長室行ってて!
30分で戻る!」
長曽我部さんは走って出ていきました。
…なに、トイレ?
いや、違うか。


