居場所をください。




「でさー、」


戻ってくるの早。


「そこに書いてあることはあってんの?」


「んー、出会いは違うけど

あとはだいたい合ってるかな。

といってもそこまで会ってないけど。」


「イケメン?」


「あ、隼也会ったことあるよ。

前にもんじゃのとこで。

背の高い黒髪の方。」


「あぁ、あいつか。

へー、イケメンじゃん。

冷たそうだけど。」


「本当は優しいけど

まー、冷めてるね。」


「恋愛感情はないんだ?」


「それは全然。

なんかねー、お兄ちゃんみたいな。」


「まぁ向こうはどう思ってるかわかんねーけど。」


「それもないよ。

この私が抱きついたときの冷め具合もすごかったし

なんかねー、とりあえずそんな感じじゃないの。」


勘違いすんなよ、と念押しされるくらい。


「とりあえず長曽我部さんが

なんてコメントを出すか楽しみだな。」


「友人と聞いてます、だよ。どーせ。」


ってかいつコメント出すんだろ。