10分後ー
「うーん…。」
「どうすんだよ。」
直球ストライクなデザインのお財布が見つかったけど
やっぱり決めていたアイボリーにしようか
チェリーピンクとロイヤルブルーも捨てがたい。
「あー、悩むー…。」
「お客様はお若いので、チェリーピンクや
ロイヤルブルーもお似合いですよ。」
そうだよなぁ…。若いときしか持てなさそう…。
「亜樹ならどうする?」
「俺は貧乏人だから
若いうちしか使えなさそうなピンクはなし。
汚れが目立つ白もなし。
消去法でいけば青だな。
でもそのデザインなら俺ならブラウン推し。」
「もー、答えになってないよー。」
「お前は稼いでんだから
好きな色にすればいいだろ。」
「うぅ…。」
どうしよう。
「…店員さんは、何色が似合うと思いますか?」
めちゃくちゃな質問をぶつけてみる。
「お客様はネックレス、ブレスレット、指輪がピンク、
腕時計は赤で、バッグが白なので
ピンクは相性が良いと思いますよ。」
「あぁ、なるほど。」
「お召し物にもよくお似合いです。
それに白はお連れ様が仰られた通り
汚れを気になさるかたも多いので。」
「よし、ピンクにします!」
「ありがとうございます。」
「やっと決めたか。」
「ごめんね、お待たせ。
でも青も捨てがたかったなー。」


