居場所をください。




「ごめん、お待たせ。」


高橋は金髪化していた。


「なぁ、美鈴なにしてんの?」


「はい?」


「今の会話。レッスンってなに?」


「あー、まぁいろいろ。」


「なんだよ、内緒かよ。」


「そのうち言うって。待ってて。

どっか移動する?」


「だな。」


私たちは近くのショッピングモールへ行った。

デビューしたらこういうとこも

行きにくくなりそうで。


「美鈴、かなり痩せたな。

前も細かったけど。」


「もーね、毎日すっごいハードなの。

やばいよ。腹筋割れてる。」


「飯食ってんの?」


「うん、それは3食食べてるよ。

食べないと鬼が鬼化するから。」


「は?意味わかんねーよ。」


「高橋も変わったね。

ヤンキー化してる。」


「はは、まーな。」


そんな会話をしてると

ショッピングモールへついた。