「ふ…はは!残念だったな。」
「ちょっと亜樹。
なに爆笑してんの。」
「あんま自惚れんなよ。」
……………笑いすぎだし。
「はぁー、私もまだまだだってことか。」
けっこうテレビも出てるし
CDもけっこう売れてる方なのになぁ。
「でも、なんでそんなめがねしてるの?
そんな可愛いのに。」
「え、いや…。」
なんでって言われても…。
これでも歌手ですから、なんて言えないし。
「……………目が悪いから、かな。」
「いや、度なしじゃん!」
うわ、バレてた。
「でもさすが亜樹の彼女だよなー。」
「だから彼女じゃねーっつーの。」
「照れんなよ。」
「だからちげーって。」
……………きりがない。
「それより、メガネこいつに返せよ。」
「あぁ、ごめんね。」
「いえ…」
……………なんかでも
めがね、いらないかも。
こんなにバレないなら。
「かけとけよ。
わかるやつにはわかるだろ。
颯太にはわかったんだから。」
「あぁ、そうだね。」
私はめがねをまたかけた。
「…やっぱめがねかけるとブスだね。」
……………わざわざ言わなくても…。


