居場所をください。




私の予想はばっちりあたり、

翌日もくったくただった。


そして今日は夕方までレッスンをして、

これから高橋と会うのだ。


「うー、疲れた…。」


「ほら、さっさと乗れ。

送ってくから。」


今日は永田さんもいる。

なんだか少し久しぶりだ。


「最近水木先生も吉川先生も鬼過ぎて…。」


「そんだけ期待してんだよ。」


「それはありがたいんだけどさ…。」


「おかげでスタイルも良くなったし

長曽我部さんもご満悦。」


「この前ラーメン食べたかったのに

うどんに変えられたしね。」


「油断大敵だな。」


「芸能人ってみんなこんなんなの。」


「人によるな。

やるからにはトップ目指すし

長曽我部さんがチーフマネだし

余計厳しいんだろうな。」


「鬼の原点はあそこか…。」


「ま、いいじゃん。

なんだなんだ楽しそうだし。」


「まー充実はしてるね。

やればやっただけ、ほめてもらえるし。」


「だろ。がんばれよ。」


「はーい。

じゃ、少し寝るから着いたら起こしてね。」


「もうつくけど。」


……………なにげに近いんだよね、第一高校。